Biology
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薄層クロマトグラフィー
2015.06.05 Fri
今日の実験でTLCを扱ったのですが、1つよくわからないことがあります。
TLCプレートはガラス面の上にシリカゲルがコーティングされたものを用います。シリカゲルは非常に極性の高い物質で、同じく極性の高いサンプルを用いてクロマトグラフィーを行う場合、シリカゲルと強く吸着し、分離しづらくなります。
そこで展開溶媒に酢酸などを入れて極性を上げ、物質を上げやすくします。
今回の実験では、二次展開まで行ったのですが、一次展開溶媒ではエタノール:水=4:1だったのに対し二次展開の溶媒はブタノール:酢酸:水=4:1:1を用いていました。
分離しやすくするという観点から言うと、一次展開溶媒にも酢酸を入れたほうがより分解能の高い、制度の良い結果が得られると思うのですが、なにか間違っているのでしょうか…
また、Rf値は極性によってのみ決まるのでしょうか。例えば分子構造的にプレート上を移動しづらい(ひっかかる)分子などはないのでしょうか。
いつも何気なくそのまま素直に実験テキスト通り実験したりしてますが、一つ一つの項目に必ず意味があることをついつい忘れがちになってしまいます。
レポートには書かない細かいところが気になったりしてしまうのはそういう性分だからなのでしょうが、レポートのたびに別に全然考察や課題とは関係ない項目について悩んだりして時間を浪費してしまいます…良いことなのか悪いことなのか…
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TLCプレートはガラス面の上にシリカゲルがコーティングされたものを用います。シリカゲルは非常に極性の高い物質で、同じく極性の高いサンプルを用いてクロマトグラフィーを行う場合、シリカゲルと強く吸着し、分離しづらくなります。
そこで展開溶媒に酢酸などを入れて極性を上げ、物質を上げやすくします。
今回の実験では、二次展開まで行ったのですが、一次展開溶媒ではエタノール:水=4:1だったのに対し二次展開の溶媒はブタノール:酢酸:水=4:1:1を用いていました。
分離しやすくするという観点から言うと、一次展開溶媒にも酢酸を入れたほうがより分解能の高い、制度の良い結果が得られると思うのですが、なにか間違っているのでしょうか…
また、Rf値は極性によってのみ決まるのでしょうか。例えば分子構造的にプレート上を移動しづらい(ひっかかる)分子などはないのでしょうか。
いつも何気なくそのまま素直に実験テキスト通り実験したりしてますが、一つ一つの項目に必ず意味があることをついつい忘れがちになってしまいます。
レポートには書かない細かいところが気になったりしてしまうのはそういう性分だからなのでしょうが、レポートのたびに別に全然考察や課題とは関係ない項目について悩んだりして時間を浪費してしまいます…良いことなのか悪いことなのか…
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ヒトの性決定
2015.02.05 Thu
テスト勉強で調べたことをメモ
ヒトのオスメスの決定様式は、雄ヘテロ型(オスがXY、メスがXX)である。ここで疑問となるのは、Yがあればオスになるのか、それともXが二つあるからメスになるのかという部分である。ここに二つの例を取り上げる。
1. クラインフェルター症候群
この染色体異常症候群の患者の性染色体はXXYとなっており、通常よりもX染色体が一つ多く染色体総数は47となっている。この患者の身体は男性を示す。
2. ターナー症候群
この染色体症候群の患者の性染色体はXのみであり、通常よりもX染色体が一つ少なく染色体総数は45となっている。この患者の身体は女性を示す。
つまり、X染色体が2つあってもY染色体が存在する場合その身体は男性になり、X染色体がひとつだけありY染色体がない場合その身体は女性になる。また、男性になるためにY染色体のすべてが必要かというとそういうわけではなく、Y染色体のうちSRYという領域が男性化を引き起こすための多くの遺伝子発現の調整に関わっていることがわかっている。実際に性染色体はXXなのに身体が男性を示す例も存在する(X染色体上にY染色体の一部、特にSRY領域が移ったことによる)。
X染色体の大きさはY染色体に比べ著しく大きく、生命活動に関わる重要な遺伝子を多数含むが、Y染色体にはそれほど重要なものは存在しない(Y染色体が存在しない女性でも正常に生命活動を営んでいることからわかる)。
つまり人類はもともと女性であり、Y染色体の存在により男性化するのである((合ってるかは知らない
染色体異常って面白いですよね。三毛猫がメスばっかりの理由を思い出しながらひとりでにやけてました。
現実逃避はやめてテスト勉強します。
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ヒトのオスメスの決定様式は、雄ヘテロ型(オスがXY、メスがXX)である。ここで疑問となるのは、Yがあればオスになるのか、それともXが二つあるからメスになるのかという部分である。ここに二つの例を取り上げる。
1. クラインフェルター症候群
この染色体異常症候群の患者の性染色体はXXYとなっており、通常よりもX染色体が一つ多く染色体総数は47となっている。この患者の身体は男性を示す。
2. ターナー症候群
この染色体症候群の患者の性染色体はXのみであり、通常よりもX染色体が一つ少なく染色体総数は45となっている。この患者の身体は女性を示す。
つまり、X染色体が2つあってもY染色体が存在する場合その身体は男性になり、X染色体がひとつだけありY染色体がない場合その身体は女性になる。また、男性になるためにY染色体のすべてが必要かというとそういうわけではなく、Y染色体のうちSRYという領域が男性化を引き起こすための多くの遺伝子発現の調整に関わっていることがわかっている。実際に性染色体はXXなのに身体が男性を示す例も存在する(X染色体上にY染色体の一部、特にSRY領域が移ったことによる)。
X染色体の大きさはY染色体に比べ著しく大きく、生命活動に関わる重要な遺伝子を多数含むが、Y染色体にはそれほど重要なものは存在しない(Y染色体が存在しない女性でも正常に生命活動を営んでいることからわかる)。
つまり人類はもともと女性であり、Y染色体の存在により男性化するのである((合ってるかは知らない
染色体異常って面白いですよね。三毛猫がメスばっかりの理由を思い出しながらひとりでにやけてました。
現実逃避はやめてテスト勉強します。
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個別化医療の展望
2015.01.19 Mon
今夜は明日提出の「iPS、遺伝子診断による個別化医療の将来性について」のレポートのために久々に生物についての勉強をします。
個別化医療、別名オーダーメイド医療とかpersonalized medicineとか言われる治療方法ですね。
人のDNA配列の差(1塩基多型:single nucleotide polymorphisms :(SNPs))によって生じる個人差によって、最適な治療法が異なると言われており、それらの差を埋めるために考案されたのが今回のテーマである個別化医療です。
要するに、「遺伝子を解析してその人に最も合った治療法で治療を行おう」というものです。すごく良さそうですね。
遺伝子を解析することで将来なる可能性のある病気やその可能性を調べることもできるらしいです。すごいですね。
しかしこれは正の側面だけの話です。もちろん良いことばかりではないです。
例えば、「あなたは今後肺がんになる可能性が80%です」とか言われた時にどう感じるかです。「はい、そうですか」と軽く流せるような内容ではないですね?
知りたくなかった、知らないほうが良かった内容についてまで知ってしまう可能性があるわけです。解析結果を知らせなければいいと言うのは簡単ですが、人は聞くなと言われれば聞きたくなるものです。
感情的な側面だけでなく、例えば保険などに「あなたは~~という病気になる可能性が◯◯%なので加入できません」などと言われてしまう可能性もあります。アメリカではこのような事が起きないような法律が施行されていますが、日本にはありません。
まとめると
・遺伝子解析によってSNPsパターンを事前に知ることで、その個人に最適な治療法を知ることができる可能性がある
・解析データの取り扱いについての規制がなく、現状では運用しづらい
ということです(超ざっくり
個人的には負の側面を知った上で、それでもまだ実際に行われてほしいと感じますね。個人個人で差はあるものですし、最適な治療法が受けられるならそれに越したことはないです。
日本は先進医療に対してかなり厳しいイメージがあるので、実際の法整備などはまだまだ先になるんだろうなぁという感じがします。政治家さんたちもうちょっと未来を見据えたこともしてくれないですかね…
とりあえずこれらの内容を踏まえてレポート書きます。以上です。
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