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ぽよメモ

初期設定メモ SSH編


前回は初期設定を済ませました。この状態ではまだ、キーボードやディスプレイなどが繋ぎっぱなしになっており、非常に煩雑です。
そこで外部端末(デスクトップやノートパソコン)からリモートでいじれるように設定していきます。

raspberry piで
ifconfig
を実行し、結果をメモします。
HWaddr(物理アドレス、MACアドレス)とinet addr(IPアドレス)、Bcast(ブロードキャスト)、Mask(サブネットマスク)をメモしておけば十分でしょう。

ここからはWindows/Macで操作していきます。
Windowsの場合は標準ではSSHクライアントがないので適当にインストールします。PuTTYかTera Term辺りが良いでしょう。僕はPuTTYを使っているので、そちらを前提に話を進めていきます。
Macは標準でsshできるので気にしなくて大丈夫です。

---Win---
PuTTYをインストールし起動すると設定画面が出てくる。
Host Nameというところに
pi@[先ほどメモしたIPアドレス]
を入力しOpenを押すと、何やら警告が出ます。これは「信頼して大丈夫?」みたいなダイアログなので適当にOKします。一度OKするとその後は表示されません。
piユーザーのパスワードを要求されるので入力します。
これで接続は完了です。試しに
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
とかしてみましょう

---Mac---
こちらの場合はより簡単です。ターミナルを開き、
ssh pi@[先ほどメモしたIPアドレス]
とするだけで接続できます。
またpiユーザーのパスワードを要求されるので入力し、ログインすれば完了です。


Win、Macどちらの場合でも終了する場合は
logout
または
exit
で終了できます。

しかしIPアドレスは通常の場合ルータが自動で割り振るものであるため、変化することがあります。つまり、先ほどメモしたものとは違うIPアドレスになってしまうのです。
そのたびにいちいちRaspberryPiにキーボードとディスプレイをつないで確認するのは馬鹿らしいので、IPアドレスを固定します。

まずルータの設定を確認します。
おそらく多くの家庭用ルータはパソコンのブラウザから設定画面が開けるようになっていると思いますので、それを開き、DHCPに関する設定項目を探します。DHCPの自動割り当て設定を探し出し、その範囲を確認しておきます。
もしルータに固定割り当ての設定があれば、Raspberry Piの物理アドレスと割り当てたいIPアドレスを入力することでIPアドレスの固定ができます。

次にsshでRaspberry Piに接続し、設定を変更していきます。
ネットワークに関する設定は
/etc/network/interfaces
に書かれているので、これをエディターで編集します。
標準ではviというエディターが入っていますが、いまいち使いづらいのでvimを入れます。
sudo apt-get install vim
これでvimが使えるようになります。
sudo vim /etc/network/interfaces
sudoをつけておかないとパーミッションエラーが出ます。初期状態では
auto lo

iface lo inet loopback
iface eth0 inet dhcp

allow-hotplugin wlan0
iface wlan0 net manual
wpa-roam /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
iface default inet dhcp
となっているはずです。
gatewayより下は無線LANに関する設定なので今回はいじりません。
iface lo inet loopback
#iface eth0 inet dhcp(変更部分をコメントアウト)
iface eth0 inet static
#address xxx.xxx.xx.xを適当に変更
address xxx.xxx.xx.yy
netmask xxx.xxx.xxx.x
gateway xxx.xxx.xx.x
こんなふうに書き換えます。保存して終了します。
sudo shutdown -r now
再起動させ、もう一度起動したあと設定したIPアドレスで接続できるか確認してください。
pingを飛ばしても良いです。
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カテゴリー:RaspberryPi


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