最低限身につけておくべきPCの操作法
2015.11.11 Wed
この前の講義は、5~6人でPowerPointを用いてプレゼンテーションを行うという授業でした。
よくある話です。グループでの話し合いがあり、その次の授業でその内容を発表する。
その内容については何も言いません。例えあるグループがデータを忘れて授業が遅れることになろうとも、それは今回の件とは無関係です。
今回僕が言いたいのは、「一般的な大学生があまりにも通常使う上でのPCの操作方法に疎すぎる」という話です。
もうそれはそれはひどい授業でした。カツカツのスケジュールを容赦なく無知な大学生が「あれぇ?」とか言いながら叩き潰す様は涙なしには見れませんでした。
PowerPointを用いたプレゼンは、まずPCをプロジェクターに接続することから始まります。
PCのOSがWindowsだろうがMacだろうがLinuxだろうが、基本的に外部ディスプレイを接続したときの動作は以下の2つです。
1. 複製…PCの画面を外部ディスプレイにも写す
2. 拡張…PCの画面に追加して外部ディスプレイを加える
プロジェクターとディスプレイというのは写す媒体が異なるだけで、画面を出力するという点では同じです。これは外部ディスプレイとして扱われます。
よくいるのは「ディスプレイ=パソコン」だと思っている人です。
おそらく一体型が一般家庭に普及したせいだと思うのですが、これは間違いです。通常のパソコンには本体とディスプレイがあります。ノートパソコンですらそれは同じです。普通の人はディスプレイとパソコンを同一視しているので、上記の「拡張」というモードを理解できないようです。
「パソコンの本体から複数のディスプレイに対し画面を出力できる」これがまず覚えるべきことです。
PowerPointというソフトウェアは賢いので上記のモードのどちらでも特に設定を必要とせず、プレゼンテーションを開始すれば自動的にプロジェクター側にスライドが映るでしょう。
しかしそれを操作する側があまりにも無知です。
ディスプレイにはそれぞれ最大表示できる「解像度」というものがあります。液晶は皆知っているように多数の光るドットが組み合わさってできています。プロジェクターにも同じように最大表示できる解像度があり、最近のモバイルノートと比較して大抵の場合は低いことが多いです。
この解像度というのは、「複製」モードを使う際は低い方で調整されます。つまり、普段用いている解像度と違う解像度で表示されるために画面が荒くなり無知なユーザは「パソコンがおかしくなった」と感じて戸惑い、プレゼンの進行が遅れます。
また、「拡張」モードを使った時、OSは現実にあるディスプレイの位置は無視して今あるディスプレイの隣に新しく追加されたディスプレイが繋がっているように認識しているのです。この時2つのディスプレイの間ではマウスカーソルを行き来させることができます。
これを知らない人はどうなるかというと、「つながったのはつながってデスクトップが写ってはいるけれど、操作しても何も表示されないし大丈夫なんだろうか」となります。
さらに接続後に運良くカーソルを外部ディスプレイに振ってしまった場合、カーソルを見つけられなくなり「マウス操作が効かなくなった」と勘違いしてまた進行が遅れます。
まだまだ進行を遅らせる使用者の無知はたくさんあります。
まず、「プロジェクターに接続する端子をパソコンが持っているか確認していない」
よくいるのは「HDMIないんですか?」しばき倒してやろうかと思います。
現在のプロジェクターにおいてはこれだけデジタル出力が普及した今となっても、まだまだD-subという端子が主流です。(端子の形がわからない?甘えてんじゃねぇググれカス)
また、MacBookにもこの端子はありません。変換アダプタを用意する必要があります。
HDMI端子を搭載するプロジェクターには、基本的にD-subもあります。なので、まずはプレゼンをする予定の端末にこのD-sub端子はあるのかを事前に確認することはプレゼンターの義務です。
あとは「みんなに見せるために画像ファイルを開こうとしたら画像の編集ソフトが開いてしまった」という案件。
おそらく画像編集ソフトをインストールした際に誤ってそのファイルを開く既定のソフトウェアをそっちに固定してしまったのでしょう。
WindowsというOSは、「拡張子」というものを用いてファイルの種類を判別し、そのファイルを開くソフトウェアを決めます。例えば.jpgや.pngなどは画像ファイルです。通常画像を開く既定のソフトウェアはいわゆるビューワであり、閲覧に特化しています。
また、決められたソフトウェア以外でも、それを開くことが出来るソフトを指定すればそのソフトでそのファイルを開くことができます。
そのファイルを右クリックすればたくさんのオプションがあることがわかります。大学に来れる程度の頭をお持ちの皆さんなら、そこに書いてある意味を多少は読み取れるはずです。
他にも言いたいことはすごいたくさんあるけれど、とりあえず「必要最低限の操作方法は常識の範囲内」であり、「ごちゃごちゃ言ってんじゃねぇわかれ」な内容です。
スマホで何でもできる時代なんだからごちゃごちゃとか言ってパソコン使わないのも理解はできますが、だったら全部スマホでなんとかしてください。やりようはいくらでもあります。
いいですか、これは、「常識」です。
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よくある話です。グループでの話し合いがあり、その次の授業でその内容を発表する。
その内容については何も言いません。例えあるグループがデータを忘れて授業が遅れることになろうとも、それは今回の件とは無関係です。
今回僕が言いたいのは、「一般的な大学生があまりにも通常使う上でのPCの操作方法に疎すぎる」という話です。
もうそれはそれはひどい授業でした。カツカツのスケジュールを容赦なく無知な大学生が「あれぇ?」とか言いながら叩き潰す様は涙なしには見れませんでした。
PowerPointを用いたプレゼンは、まずPCをプロジェクターに接続することから始まります。
PCのOSがWindowsだろうがMacだろうがLinuxだろうが、基本的に外部ディスプレイを接続したときの動作は以下の2つです。
1. 複製…PCの画面を外部ディスプレイにも写す
2. 拡張…PCの画面に追加して外部ディスプレイを加える
プロジェクターとディスプレイというのは写す媒体が異なるだけで、画面を出力するという点では同じです。これは外部ディスプレイとして扱われます。
よくいるのは「ディスプレイ=パソコン」だと思っている人です。
おそらく一体型が一般家庭に普及したせいだと思うのですが、これは間違いです。通常のパソコンには本体とディスプレイがあります。ノートパソコンですらそれは同じです。普通の人はディスプレイとパソコンを同一視しているので、上記の「拡張」というモードを理解できないようです。
「パソコンの本体から複数のディスプレイに対し画面を出力できる」これがまず覚えるべきことです。
PowerPointというソフトウェアは賢いので上記のモードのどちらでも特に設定を必要とせず、プレゼンテーションを開始すれば自動的にプロジェクター側にスライドが映るでしょう。
しかしそれを操作する側があまりにも無知です。
ディスプレイにはそれぞれ最大表示できる「解像度」というものがあります。液晶は皆知っているように多数の光るドットが組み合わさってできています。プロジェクターにも同じように最大表示できる解像度があり、最近のモバイルノートと比較して大抵の場合は低いことが多いです。
この解像度というのは、「複製」モードを使う際は低い方で調整されます。つまり、普段用いている解像度と違う解像度で表示されるために画面が荒くなり無知なユーザは「パソコンがおかしくなった」と感じて戸惑い、プレゼンの進行が遅れます。
また、「拡張」モードを使った時、OSは現実にあるディスプレイの位置は無視して今あるディスプレイの隣に新しく追加されたディスプレイが繋がっているように認識しているのです。この時2つのディスプレイの間ではマウスカーソルを行き来させることができます。
これを知らない人はどうなるかというと、「つながったのはつながってデスクトップが写ってはいるけれど、操作しても何も表示されないし大丈夫なんだろうか」となります。
さらに接続後に運良くカーソルを外部ディスプレイに振ってしまった場合、カーソルを見つけられなくなり「マウス操作が効かなくなった」と勘違いしてまた進行が遅れます。
まだまだ進行を遅らせる使用者の無知はたくさんあります。
まず、「プロジェクターに接続する端子をパソコンが持っているか確認していない」
よくいるのは「HDMIないんですか?」しばき倒してやろうかと思います。
現在のプロジェクターにおいてはこれだけデジタル出力が普及した今となっても、まだまだD-subという端子が主流です。(端子の形がわからない?甘えてんじゃねぇググれカス)
また、MacBookにもこの端子はありません。変換アダプタを用意する必要があります。
HDMI端子を搭載するプロジェクターには、基本的にD-subもあります。なので、まずはプレゼンをする予定の端末にこのD-sub端子はあるのかを事前に確認することはプレゼンターの義務です。
あとは「みんなに見せるために画像ファイルを開こうとしたら画像の編集ソフトが開いてしまった」という案件。
おそらく画像編集ソフトをインストールした際に誤ってそのファイルを開く既定のソフトウェアをそっちに固定してしまったのでしょう。
WindowsというOSは、「拡張子」というものを用いてファイルの種類を判別し、そのファイルを開くソフトウェアを決めます。例えば.jpgや.pngなどは画像ファイルです。通常画像を開く既定のソフトウェアはいわゆるビューワであり、閲覧に特化しています。
また、決められたソフトウェア以外でも、それを開くことが出来るソフトを指定すればそのソフトでそのファイルを開くことができます。
そのファイルを右クリックすればたくさんのオプションがあることがわかります。大学に来れる程度の頭をお持ちの皆さんなら、そこに書いてある意味を多少は読み取れるはずです。
他にも言いたいことはすごいたくさんあるけれど、とりあえず「必要最低限の操作方法は常識の範囲内」であり、「ごちゃごちゃ言ってんじゃねぇわかれ」な内容です。
スマホで何でもできる時代なんだからごちゃごちゃとか言ってパソコン使わないのも理解はできますが、だったら全部スマホでなんとかしてください。やりようはいくらでもあります。
いいですか、これは、「常識」です。
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